Googleで4月に最も検索された犬種は、またしてもピットブルだった。ピットブルは最も検索された犬種の座を1月にブルドッグから奪って以来、4カ月にわたって首位を維持しているが、シベリアンハスキーを抜いて4位に浮上したジャーマンシェパードがピットブルに宣戦布告しそうな情勢だ。
少なくとも、筆者は公開されたばかりの「Google Trends」の「Top Charts」機能を5分間利用して、そうした情報を得ることができた。Top Chartsは、最も検索された話題に関するGoogleの年次レポート「Zeitgeist」を拡大したもの。俳優(4月の首位はSelena Gomezさん)からビジネス関係者(Bill Gates氏とSteve Jobs氏の両者がOprah Winfrey氏に迫る)、さらにはウィスキー(「Jack Daniel's」が他を圧倒)まで、さまざまなカテゴリの月間検索データおよびランキングを提供する。
Top Chartsは米国時間5月22日に公開されたばかりだが、その検索データは2004まで遡る。当時は、ピットブルやブルドッグよりもラブラドールレトリーバーへの関心が高かったようだ。
Top Chartsのデータは、キーワード検索を実際の現実世界の物事と結びつけるGoogleの「Knowledge Graph」から導き出される。Googleはそれについて、同社のメインブログで次のように説明している。
スポーツチームのチャートにGolden State Warriorsの名前がある場合、そのランキングは「gs warriors」や「golden state bball」「warriors basketball」など、多様な関連検索に基づいている。そうした方法を採用することで、人々がどのように検索を実行するかに関係なく、どの話題が「Google Search」で最も人気があるのかを確認することができる。
その投稿で、ソフトウェアエンジニアのRoni Rabin氏は、完璧なアルゴリズムは存在せず、時として例外的な事柄がチャートにランクインしてしまう可能性があるとも述べている。もちろん、それらの例外的な事柄には、例えば、犬種のピットブルとラップ歌手のPit Bullのような同音異義語を区別することの難しさが含まれている可能性がある。もしかすると、ラブラドールレトリーバーが検索における過去の栄光を取り戻すために、ヒップホップアーティストを擁立するときが来たのかもしれない。
22日には、現在トレンドになっている検索語を画面全体に表示する新しい視覚化機能も公開された。ある種のスクリーンセーバーのような外観にデザインされており、絶え間なく変化する、あらゆる言語の1~25位のトレンド検索語が表示されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」