Googleは米国時間5月15日、音楽ストリーミングサービスを開始した。「Android」向け「Google Play」にリンクされているこの新サービスで、成長する同業界に参入する。
この「All Access」サービスは月額9.99ドルで、30日間の無料トライアルが提供されている。15日に米国で提供開始され、まもなくそれ以外の国でも提供される予定だ。6月30日までに登録したユーザーは、 月額7.99ドルで利用することができる。
これでGoogleは、PandoraやSpotifyといった音楽ストリーミング会社に加えて、同業界への進出を図るAppleともおそらくは直接競合することになる。例えばつい先週も、Appleが「iRadio」に関する契約でUniversal Musicと合意に至ったと報じられた。ただし同社はまだ、他の大手レーベル会社との契約も取り付ける必要がある。
Googleがさらに「YouTube」でストリーミングサービスを開始すれば、同社はYouTubeの、特に10代向けの合法的な音楽源としての独占的な地位を利用できる可能性がある。
Googleはサンフランシスコで開催された開発者会議「Google I/O」で、All Accessを発表した。この新しいサブスクリプション制ストリーミングサービスについては、この数カ月間うわさされていた。
これまでGoogle Playユーザーは、同アプリから購入した音楽をストリーミングすることができたが、今回の新サービスでは購入していない楽曲もストリーミングすることができる。ユーザーは、自分の所有する楽曲を、All Accessで提供されている何千曲もの他の楽曲のカタログと融合させることができるようになる。
同サービスでは、関連性のある無限の楽曲リストが提供され、そのリストはユーザーの「Google+」アカウントともリンクされる。ユーザーは次の楽曲を事前に確認することができ、気に入らない場合はその楽曲を飛ばすことができる。
GoogleはYouTubeとGoogle Playの両方におけるストリーミングサービスについて、Warner Musicおよびソニーミュージックと契約したとこれまでに報じられていたが、まずはAndroidプラットフォームでサービスを提供開始するとみられていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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