ウェブニュースなどの最新情報をチェックするのに、RSSリーダーを使っている人は多いだろう。だがRSSリーダーとして高い人気を博し、定番の地位を築いていた「Googleリーダー」が、今年の7月をもってサービスを終了すると発表。そのためGoogleリーダー利用者は、他のRSSリーダーへの乗り換えを余儀なくされている。
そうした中、Googleリーダーの乗り換え候補の1つとして注目されているのが「Feedly. Google Reader News RSS」である。これは海外で人気の高いRSSリーダーで、全て英語のサービスとなるが日本語のRSSも閲覧自体は可能。しかもGoogleリーダーからの乗り換えにいち早く対応したことで、大きな注目を集めている。
Feedlyの特徴の1つは、多様な表示モードを備える点だ。単にRSSのタイトルを一覧表示するだけでなく、画像をアイコンとして表示するモードや、個々のニュースを雑誌グラビアのように表示するモードなど、4つの表示モードを切り替えて見やすく閲覧できる。各ニュースを選択すると詳細内容を閲覧できるが、ここではTwitterのほか、FacebookやGoogle+など、さまざまなソーシャルメディアで共有が可能だ。
そしてもう1つの特徴がインターフェースだ。画面上部にあるメニューボタンや、検索ボタンを押すと、それぞれの機能がモダンなデザインで、しかもボタンのサイズが大きく操作しやすくなっている。各機能が扱いやすいよう、インターフェースが整えられているのは、日常的に利用する上でも大きなポイントといえるだろう。
ただ海外製のアプリだけに、日本語で利用する上ではいくつかの注意が必要な点がある。1つは、RSSの検索時に日本語が入力できず、スマートフォンだけではフィードの登録が難しい部分があること。フィード自体は日本語も扱えるのだが、パソコン用のFeedlyと併用して活用した方が無難だろう。そしてもう1つは、フォントによって日本語の表示がうまくできない場合があること。メニューから「Setting」→「Advanced Setting」→「Font」と選択し、日本語が表示できるフォントを選ぼう。
日本語での利用においては課題がまだあるものの、RSSリーダーとしての利便性や、閲覧のしやすさ、そして操作の気持ちよさは他に代えがたいものがある。特にスマートフォンをパソコンと併用している人なら、便利に活用できるだろう。
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