「App 2 SD」は、Android端末にインストールされたアプリを、本体メモリからmicroSDなどのメモリカードに移動できるアプリだ。本体メモリの容量にあまり余裕がないAndroid端末で、なるべく本体メモリを節約しつつアプリを利用したい場合に使用できる。
アプリを起動すると、現在Android端末にインストールされているアプリの一覧が表示される。このうちmicroSDなどのメモリカードに移動できるアプリについては、アプリの横に右向きの矢印が表示される。これをタップすることにより、アプリおよびそのデータがメモリカードに移動されるというわけだ。どのくらいの容量を占有しているかも表示されるので、なるべく大容量のアプリから順に移動させることで、本体メモリの領域を効果的に空けることができる。
アプリをアーカイブするのではなく、使える状態のまま移動させられるので、実利用に影響を与えることなく、効果的に容量を節約できる。また移動後に再び本体メモリに移動させることもできるほか、新規にインストールされたアプリを監視し、移動可能であれば通知してくれる機能も備える。「内部ストレージに移動」「携帯端末に移動」といった表示がどちらがどちらなのか分かりにくく戸惑うが、これはAndroid上の表示をそのまま用いているためで、他の同等アプリでも同じだ。
なおAndroid端末の機種によっては使えない場合があるのと、メモリカードの性能が低いなどの理由で動作速度がかえって緩慢になるケースもある。またメモリカードを頻繁に着脱したり差し替える場合は、動作エラーの原因になりやすい。同等アプリに共通する問題だが、利用にあたってはあらかじめこうした点は理解しておいたほうがよいだろう。
>>「App 2 SD」のダウンロードはこちらから
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス