カリフォルニア州サンタクララを拠点とするチップ大手Intelは米国時間5月2日、最高執行責任者(COO)を務めるBrian Krzanich氏を同社の次期最高経営責任者(CEO)に任命した。同氏は、Paul Otellini氏の後任として数週間のうちに同社を統括する地位に就任する。
またIntelは、Renee James氏をプレジデントに任命した。同氏はこれまで、エグゼクティブバイスプレジデントとしてIntelのソフトウェアおよびサービスグループを統括していた。
Krzanich氏は1982年にIntelに入社し、それ以来、多くの異なる技術分野に従事してきた。同氏は現在、同社の製造部門を統括するとともに、2012年1月にCOOに就任してからは、サプライチェーン、人事、情報技術部門を監督する立場にもある。
Intel会長を務めるAndy Bryant氏は声明で、「入念かつ慎重な選定プロセスを経て取締役会は、Krzanich氏が、コンピューティングの将来を形成する次世代技術を定義および発明するIntelを率いることをうれしく思う」と述べた。
Krzanich氏は、次期CEOの最有力候補であると広くみなされていた。Intelは通常、次期CEOとなる人物をまずはCOOに任命しており、Krzanich氏の前にCOOを務めたのはOtellini氏だった。しかし、Otellini氏が退任の意向を示したことに同社取締役会は驚き、新CEOを任命する準備も整っていなかった。数カ月間をかけて社内と社外の両方の候補者を検討した末に、同取締役会はKrzanich氏を選んだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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