インテルCEOのオッテリーニ氏、2013年5月に退任へ

Lance Whitney (Special to CNET News) 翻訳校正: 編集部2012年11月20日 07時34分

 チップメーカーIntelは米国時間11月19日、同社のPaul Otellini氏が2013年5月に社長兼最高経営責任者(CEO)としての職を退任すると発表した。

 Intel取締役会はそれまでのおよそ6カ月間で、Otellini氏の後任に適した人物を選出することになる。同取締役会は、社内または社外を問わず同職に適した候補者を検討すると述べ、現時点では特定の候補者に絞られていないようであることをうかがわせた。

 Otellini氏は、退任とともに約40年間を過ごしたIntelでの勤務を終えることになる。

 取締役会会長のAndy Bryant氏は声明で、「Paul Otelliniは非常に強力なリーダーで、45年間という同社の素晴らしい歴史の中でわずか5人目のCEOであり、困難な時期や市場の変革期も乗り越えて同社を運営してきた」と述べた。「取締役会は、当社に対する彼の数えきれないほどの貢献と、この8年間のCEOとしての在職期間の優れた業績に感謝している」(Bryant氏)

 Otellini氏は、同氏の職務を引き継ぐためにIntelに協力し、退任後も顧問として同社を支える予定である。

 Otellini氏は声明で、「世界で最も素晴らしい企業の1つを統括することを誇りに思ってきた」と述べた。「Intelに勤務してほぼ40年、CEOとしては8年間務めた今、前に進んで、Intelの舵を新しい世代のリーダーに引き渡すときが来た。わたしは6カ月の移行期間にAndy、取締役会、幹部チームと協力し、CEO退任後に顧問として業務に携わることを楽しみにしている」(Otellini氏)

 またIntelは、同社の3人の上級幹部をエグゼクティブバイスプレジデントに昇格させた。Intelのソフトウェア事業を統括するRenee James氏、最高執行責任者(COO)で世界における製造を統括するBrian Krzanich氏、最高財務責任者(CFO)兼企業戦略担当ディレクターを務めるStacy Smith氏の3人である。

 Otellini氏は1974年にIntelに入社した後、PCおよびサーバマイクロプロセッサ部門や、グローバルセールスおよびマーケティング部門など、同社のいくつかの事業を統括した。2002年にはIntelの社長兼COOに就任し、取締役に選任された。2005年5月に、Craig Barrett氏の後任として社長兼CEOに就任した。

IntelのCEOであるPaul Otellini氏
IntelのCEOであるPaul Otellini氏
提供:Dan Farber/CNET

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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