GWに読みたい、身につけたいスキルが学べる5冊

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 期限までに資格試験に合格しなければならなかったり、TOEICで高得点を取らなければならなかったり、せっかくの休日でものんびり寝ているわけにいかない人も多いだろう。また、期限があるわけでも強制されているわけでもないが、日々勉強することが仕事の質を高めたり、人の役に立ったりする場合も少なくない。仕事そのものが勉強になるということはあるが、それは自ら勉強することとは少し意味合いが違う。

 筆者はといえば、恥ずかしながら大人になったら勉強しなくても済むと思っていた。しかしそれはまったくの勘違いであった。その時々で、内容は変化してきたが、勉強し続けなければ仕事を続けることすら難しいのだ。実際、セミナーやスクールなどで学ぶことも多いが、常にそういう場所へ出かけるわけではなく、書店で手に入る多くの本が独学の助けになった。今回は、筆者の経験からオススメする、独学に役立つ本を5冊紹介したい。

学び続ける力(講談社)


学び続ける力

 難しいことでも、分かりやすく説明してくれることで有名な池上彰氏の書いた「学ぶ」ということの本質を説いた本。さし当たって、期限の決められた資格試験突破といった目標はなくても、学び続けることにはどれほど大きな意味があるのかを知ることができる。「今さら勉強なんて」と思っている人にこそ読んでもらいたい。

 もし、今何かを学び始めたところであれば、「やめないコツ」を読むと励みになるかもしれない。「ノートの取り方」や「キーワードとは何か」といったトピックもまた、勉強を進める上ですぐに参考になる話だ。しかし本書で重要なのは、学ぶということは小手先のテクニックや知識を身につけることではなく、生きる力となる教養を身につけることであるという点。今後の自分の学び方を見つめ直すきっかけになる一冊だ。

世界基準で夢をかなえる私の勉強法(幻冬舎)


世界基準で夢をかなえる私の勉強法

 自分に合った勉強方法こそ何より重要だというのが、著者の北川智子氏だ。TOEFLを受けるのに問題集などでの勉強はしなかったり、メモを取らずに授業の内容を覚えることに集中したり、驚くほど思い切りがいい。こうした勉強方法には、もちろん、向き不向きがあるだろうが、現在のやり方で成果が出ていないと感じているなら、試してみる価値はあるだろう。大切なのは自分に合った方法で勉強しているかどうかだ。

 本書で一貫しているのは、「失敗してもいい、やりなおせばいいのだから」という、あっけらかんとした潔さだ。海外で勉強し、今では教える側の人でもあることから、相当の苦労と努力をされているであろうが「まずはやってみて、少しずつ軌道修正していけばいい」という考え方で、数々の山を乗り越えているようだ。本書は大きな目標を前に、挫折しそうになっている人を勇気づけてくれるだろう。

超一流の人がやっているフォトリーディング速読勉強法(かんき出版)


超一流の人がやっているフォトリーディング速読勉強法

 勉強のための具体的なテクニックを指南するのが本書だ。そのテクニックとは、フォトリーディングとマインドマップの2つ。フォトリーディングとは、速読法の一種だが、名称から受ける印象と実際は少し異なる。本をただ速く読むという技術というわけではなく、本の中から自分が必要としているポイントを、素早く収集できるようになる技術といった方がいいだろう。そしてマインドマップとは、紙の中央に書いたメインテーマから、放射状に枝を伸ばし、枝の上に単語を書き込んで思考や情報を整理するための手法である。本書はフォトリーディングがメインのテーマとなっているため、マインドマップは本の情報を整理するために利用する。

 資格試験対策や論文執筆などでは、大量の参考書や文献を読まなければならない。本書はフォトリーディングのトレーニングをやりやすい構成にしている上、分かりやすい例とやり方が書かれており、一人でもトレーニングが続けられるように配慮されている。後半にはフォトリーディングを活用して活躍している人たちのインタビューが載っているので、やる気をもらうのにもいい。

英語が面白くてとまらなくなる感動のマスターマップ勉強法(中経出版)


英語が面白くてとまらなくなる感動のマスターマップ勉強法

 本書では、同時通訳者として活躍する小熊弥生氏が、マスターマップを使った勉強方法を教えてくれる。マスターマップ勉強法とは、自分の目標達成のために必要なステップを割り出し、1枚のマップに書き込むことで、具体的な勉強を進めていくという手法だ。特に、英語学習に特化した手法ではあるが、他の分野にも取り入れることが可能だ。

 「字幕なしで映画が見られるようになりたい」「TOEICで高得点を取りたい」などの漠然とした目標では、具体的な勉強に取りかかるのは難しい。実際には何をクリアしないといけないのか、そのためには何をしなければいけないのか、書き出すことで行動に移すことができる。どのようにやるべきことを割り出すのかについても、細かく実践例が示されているので、自分に必要なことも見つけやすい。

「耳読」で、もっと読めるようになる!(ディスカヴァー・トゥエンティワン)


「耳読」で、もっと読めるようになる!

 忙しくて、じっくり本を読んで勉強する時間が取れないというなら、通勤時間などを利用して、耳から勉強することもできる。満員電車の中で身動きできなくても運転中でも、空いていて使える器官といえば「耳」だ。オーディオブックやポッドキャスティングを利用すれば、目で読まなくても十分に勉強できる。

 本書には、お勧めのオーディオ素材、オーディオブックの入手先、役立つツールなどが紹介されている。耳で勉強と言われても何から始めればいいのか分からないという人には、特にお勧めだ。勉強できるオーディオ素材は、本の朗読だけではなく、講演やセミナーの録音、語学教材、ラジオ講座などと多彩だ。耳で勉強する時間、じっくり腰を据えて勉強する時間と臨機応変に勉強することで、貴重な勉強時間を一刻も無駄にしないようにしたい。

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