ヤフーは4月25日、2013年3月期通期(2012年4月1日~2013年3月31日)の連結業績を発表した。売上高は前年同期比13.5%増の3429億8900万円、営業利益は同12.9%増の1863億5100万円、経常利益は同12.8%増の1886億4500万円、純利益は同14.4%増の1150億3500万円となった。
プロモーション広告において、積極的な販売活動や機能強化を実施したことで売上げが過去最高を記録。特にスマートフォン経由の売上が増加した。また、プレミアム広告でも、主力広告商品である「ブランドパネル」や「プライムディスプレイ」への広告出稿が伸びたことで売上が過去最高となった。さらに「Yahoo!プレミアム」やゲーム関連サービス、データセンター関連の売上げも伸びた。
その結果、6年ぶりに売上げ、利益ともに前連結会計年度と比べて2桁の増加率となり、サービス開始以来16期連続で増収増益を達成した。
同日の記者会見に出席したヤフー代表取締役社長の宮坂学氏は「1年前に新体制になり、まずは(従来体制の)バトンを落とさないことをテーマにやってきた。公約である“201X年までに営業利益を2倍にする”ための、巡航速度のラインは何とか超えることができて良かったと思っている」と評価した。
2014年3月期は、利益成長の再加速に向けて、引き続き、自社サービスの強化や他社との提携を通じてオンリーワンサービスの集合体となるポータルサービスを目指す「Only 1戦略」を進めていくとした。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」