自社の売上高のおよそ95%を広告収入に頼るGoogleは、大きな期待がもたれている「Google Glass」メガネに広告を表示することは望まないようだ。
Googleが米国時間4月15日夕に公開したポリシーに、広告を全面的に禁止するというただし書きが盛り込まれた。これによると、「Glassware」開発者は「一切の広告を提供または含める」ことができず、Google Glass向けのアプリをダウンロードするユーザーに対して「課金することはできない」と記されている。
「Google Glass Explorer Edition」のプロトタイプが間もなく出荷されるというニュースと時を同じくして行われたこの日の発表は、このヘッドマウントディスプレイのフル機能にサードパーティー開発者がアクセスできるようにする中で、Googleが慎重かつゆっくりと事を進めている状況を示唆している。このことは同時に、開発者が自ら開発するアプリから利益を上げる明白な手段が得られるわけではない、ということでもある。
Googleの関係者は、米CNETに寄せた声明で次のように述べた。「開発者は、Glassの将来にとって極めて重要な存在だ。『Explorer Program』期間中の狙いは、革新と実験であって、こうしたことが今後どのように展開していくのか、まだ推測できる段階ではない」
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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