いよいよ本体に触れていく。「デザイン家電」とも言える見た目は、凹凸や継ぎ目をできる限りなくした3Dカーブ成形によるもの。表面には艶があり、下部には重厚なスピーカが背面まで続いている。片手で持てるコンパクトなサイズ感ながら、高い質感とほどよい重みがある。3.5mmステレオミニジャックも付いており、有線での接続も可能だ。
電源を入れると爽やかな起動音が流れ、「iUi」ロゴが青く点灯する。ここでは、筆者手持ちのスマートフォン「Xperia Z SO-02E」とペアリングしていく。本製品にはボイスメッセージ機能が付いており、挙動に応じて女性の声が英語で流れるのが新鮮だ。ペアリングは至って簡単。Xperia Z側でBluetoothをONにした後、本体の○ボタンを長押し。Xperia ZのBluetooth設定画面に「BeCool」が出てくれば、それを選択するだけで完了となる。ペアリングが終わると本体からは「Your Device is connected.」と告げられ、LED表示は青に戻る。
そして、より本製品を特徴づけているのが操作方法だ。本体上面に、バックライト付きタッチキーを搭載。○ボタンをタップすると曲の再生や停止、電話の着信応答や終話、+/-ボタンをタップすれば音量を調整可能。なお、音量ボタンを押しすぎると「ピー」という警告音が鳴る。また、2本の指で○と+/-ボタンをフリックすると早送り、巻き戻しの動作になるなどかなりユニーク。なお、ペアリングを解除すると「Your Device is disconnected.」、電源を切ると「Good bye」と言われる。
実際に通話も試してみた。独特な着信音が流れてきて、○ボタンをタップすると通話開始。こちらではハンズフリーで快適に使えるものの、相手には声が少しこもり気味で聞こえるようだ。
スマートフォンやiPhoneなどと同じ操作感とは言い難いが、タップやフリックで操作できる国内のBluetoothスピーカはほぼ存在していない。こうした点において、本製品は一歩先に進んだモデルと言えそうだ。
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