Ive氏はiPhone 5の美点を説明する動画の中で、「iPhoneを非常にユニークなものにしているのは、手にしたときの感触だ」と述べた。
Schiller氏は、iPhone 5を世界で最も薄く、最も軽いスマートフォンだと称えており、iPhone 5は「厳格な基準に合わせて設計、構築されており、業界でこれまで作られてきた製品とは違う」としている。
iPhone 5の発表の際、同氏はAppleのデザイン美学について語った。「チームは途方もない難題に挑戦した。それは、新機能について話すらしていない段階にありながら、iPhone 4Sにあるすべてのものを以前の製品より薄く、軽量で、小さなデザインの中に備えたスマートフォンを作ることができるかというものだった」と同氏は述べた。「より大きな新製品を作るのは本当に簡単だ。誰もがやっている。それは難題ではない。難題とは、より良くしながらも、より小さくすることだ」(Schiller氏)
iPhone 5は、より小さなボディの中に、より多くのものを詰め込むことに成功した。前世代と比べて18%薄く、20%軽く、最大2倍高速になっている。また、0.5インチ大きなスクリーンを搭載するために、わずかに長くなった。
われわれには分かっている。Appleは単に大型のスクリーンをiPhoneのボディにくっつけようとしているわけではない。以前のものよりも良くなり、小型化し(少なくとも薄さの点で)、軽量化している必要がある。この岐路において、AppleのエンジニアはiPhoneをどれほど薄く、小さく、そして軽くできるだろうか。Appleはユーザーにさらに大型のスクリーンという選択肢を与えるのを、あとどのくらい待てるのだろうか。
5インチスクリーンを備えたサムスンのGALAXY S4は、5.38×2.75×0.31インチ(137×70×7.9mm)である。4インチスクリーンを備えたiPhone 5は、4.9×2.3×0.3インチ(124×58×7.6 mm)で、重量は3.95オンス(約112g)だ。次期iPhoneがサムスンやHTCに対して勝利を宣言するためには、厚さ0.28インチ(約7.1mm)で、重量3.8オンス(約108g)でなければならないだろうか。画面が大型化したりバッテリ持続時間が延びたりしなくても、人々はより小型であることを重要だと考えるだろうか。
White氏の予測が正しければ、AppleはiPhoneに5インチで1080pの鮮明な高解像度スクリーンを搭載することで、ついに競合企業に対抗することになるだろう。「iPhone 5X」でも、「iPhone 5S+」でも、「iPhone 6」でも、好きなように呼べばいい。名前が何であれ、Tim Cook氏とその補佐役たちは、発表イベントにおいて間違いなく、最も薄くて軽く、最も美しい、素晴らしいスマートフォンをどうやって生み出したかについて話すだろう。そして、たとえ前世代のiPhoneよりも大型のスクリーンを備え、サイズが大きくなっていたとしても、彼らが自慢するのは、手にしたときの感触の素晴らしさのはずだ。
大きい方が良いということもあるかもしれない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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