IT人材育成のために考えるべき10のこと

Mary Shacklett (Special to TechRepublic) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子2013年04月09日 07時30分
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 今日のITプロフェッショナルが開発テクノロジの迅速な変化に追随するには、日々の研さんが欠かせない。しかし、そういった研さんを促すために、ITマネージャーは何ができるのだろうか?

 ビッグデータやクラウドコンピューティング、その他の新たなITイニシアティブの台頭により、IT部門は既にいる従業員の能力を再開発したり、新たな人材を獲得したりすることが求められている。しかし、プロジェクトのスケジュールに追いかけられていたり、技術的なソリューションを会社にもたらすべく尽力している場合、作業効率を落とさずに、従業員のスキルアップを図っていく方法などあるのだろうか?

 本記事では、トレーニングを積み、しっかりした能力を身に付けたIT要員を育成するためにITリーダーが行える10の方法を解説する。

#1:IT戦略の計画にトレーニングを含めておく

 IT戦略の計画にトレーニングが含まれるのはまれである。こういった計画で(ITにおけるその他の要素とともに)考慮しておくべきことは、向こう5年間でどのようなテクノロジが台頭してくるのかと、IT部門がどのようにしてそれらのテクノロジを獲得するのかである。これには教育面でのギャップの洗い出しとともに、自社で知識を獲得するのか、アウトソーシングするのかという会社のIT部門の方向性を決定する戦略的計画の立案が必要となる。この手の話は部門運営費のなかで議論すべきだという人もいるが、筆者はそうは思わない。ITスキルのギャップと、それによって業務に与えられる影響がマネジメントのトップから見えるようになっていない限り、IT部門の予算削減という話が出てきた際にトレーニングコストの確保は難しくなるのである。

#2:トレーニングの予算

 ITマネージャーの多くがトレーニング用の予算を確保していないという事実には、いつも驚かされる。IT分野の技術は目まぐるしく変わっていくため、トレーニングなしで部門の全員が追随していけることなど、あり得ない。このため、IT部門の予算策定時には毎年、例外なくトレーニングコストを含めておくべきである。

#3:実際のプロジェクトの目的にトレーニングを組み込んでおく

 あまり活用しそうにないテクノロジのトレーニングに投資したいとは誰も思わないはずだ。裏を返せば、特定のスキルを要するプロジェクトの開始に合わせてそのスキルのトレーニングをスケジュールする必要があるということになる。そうすれば、トレーニングの終わった従業員はすぐにそのスキルを実務に生かせるわけだ。さらに、トレーニングで得たスキルに(実際の仕事を通じて)磨きをかけ、将来のプロジェクトでも引き続き使えるスキルに育て上げることができる。

#4:メンターを活用する

 教室でのトレーニングはできる限り早く実務に適用する必要がある。IT部門であれば、各訓練生に対して先輩をメンターとして割り当てるという方法を採用できるだろう。これにより、訓練生は問題や疑問に遭遇してもメンターに頼れるわけだ。メンターと訓練生のチームを編成すれば、IT部門における健全な関係を醸成することもできる。

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