主力端末の「BlackBerry Z10」が好調なスタートを切ったBlackBerryは、2013会計年度第4四半期(3月2日締め)決算で予想外の黒字転換を果たした。
BlackBerryが発表した第4四半期の純利益は9800万ドル(1株あたり19セント)だった。前年同期は損失として1億2500万ドル(1株あたり24セント)を計上していた。コスト削減プログラムなどの項目を除いた調整後の利益は1株あたり22セントとなる。ただし、売り上げは前年同期比36%減の26億8000万ドルになった。
さらに重要なことに、BlackBerryは同四半期におけるBlackBerry Z10の出荷台数が約100万台に達したと述べた。今回の決算には、BlackBerry Z10が最初に投入された数カ国での数字しか含まれておらず、米国時間3月22日に同端末の発売を迎えた米国の結果は第4四半期の決算に含まれていない。製品全体の出荷台数を見ると、スマートフォンが600万台、タブレット製品「BlackBerry PlayBook」が37万台となり、大幅な割り引きによって好調な販売を維持している。
大きな注目が集まっているのはBlackBerry Z10の出足だ。今回の決算は、消費者がこの端末にどう反応しているかを明確に示す最初の決算となった。ただし、BlackBerryの最高経営責任者(CEO)であるThorsten Heins氏は米CNETの取材に対し、成否がはっきりするのは2四半期後になると述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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