Amazon.comは米国時間3月28日、書籍紹介サイトのGoodreadsを買収することで合意したと発表した。買収金額は明らかにされていない。
Goodreadsの買収によってAmazonは、読者にデジタルと現物の両方について、書籍を購入してもらえる新たな方法を獲得するはずだ。AmazonはまたGoodreadsを利用して、作家がこれ以外に知ってもらう機会がないであろう読者を獲得できるよう支援する計画だとも述べている。
AmazonでKindle Content部門のバイスプレジデントを務めるRuss Grandinetti氏は、声明で次のように述べた。「Goodreadsは書籍を見つけたり書籍について論じたりする方法を変えるのに貢献し、Amazonは『Kindle』によって世界中で読書の機会を広めるのに貢献した。加えてAmazonとGoodreadsはいずれも、多くの作家がさらに幅広い読者に知られるようになり、自らの技量でよりよい生活ができるよう支援してきた」
GoodreadsはOtis Chandler氏が7年前に始めた会社で、1600万人以上の読者がお気に入りの書籍やあまりおすすめしない書籍を共有するサービスに成長した。Chandler氏はブログ投稿で、Goodreadsを売却した理由の1つにAmazonの「リーチとリソース」を活用することを挙げている。Goodreadsの会員は電子書籍端末の体験を求めているとも同氏は指摘しており、これはAmazonがKindleによって提供することになる。
Goodreadsはサンフランシスコにとどまる予定だ。
「重要な点としてはっきりさせておきたいのは、Goodreadsとそれを支える素晴らしいチームが消えるわけではないことだ」と、Chandler氏は書いている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス