Evernoteは米国時間3月25日、同社の人気ノート作成アプリのAndroid版で新バージョンをリリースした。このバージョンでは、新しい写真および検索機能を加え、デザインも変更している。多くの機能は、11月にアップデートされた「iOS」版で実現されていたものだが、少なくとも1つは、同社モバイル製品としては新しい機能となる。
便利なホームスクリーンウィジェットも搭載した今回のアップデートは、Google Playストアで25日朝に提供が開始された。このアップデートは、Googleが先週リリースしたノート作成アプリ「Keep」を追いかける形で公開されている。Keepは、Evernoteと一部の機能が重複しているが、Google Driveと統合されている。
今回のAndroid版のアップデートでは、マルチショット機能によって、ある瞬間の写真を複数撮影し、アプリ内のカメラを離れることなくそれらの写真をEvernoteに保存できるようになった。また、EvernoteはiOS版にある「Page Camera」をAndroid版に搭載した。この機能は、スマートフォンのカメラを利用して、Evernoteをポケットスキャナとして使うというもの。Page Cameraは、スキャンするページの端を検知し、影を取り除き、コントラストを向上させるとEvernoteは述べている。
Androidは、モバイルプラットフォームとしては初めてショートカットが利用可能となっている。ショートカットは、最近Mac版Evernoteアプリで登場した便利な機能だ。頻繁にアクセスするノートやノートブックをアプリ左側の窓に加えることで、他のノートブックの中を探す手間を省くことができる。
また、Evernoteは、同社と流行のノートメーカーMoleskineとの提携を利用する新しい機能も登場させ、紙のノートのページをデジタルコピーに変換することを容易にした。
Evernoteのプレミアムサービスを利用している場合、「Microsoft Office」「iWork」「Open Office」ドキュメント内のキーワードをインデックス化する文書検索が使用可能となる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したもので す。
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