キヤノンは3月19日、エントリー向けのデジタル一眼レフカメラ「EOS Kiss X7」と「EOS Kiss X7i」を4月下旬より発売すると発表した。いずれもAPS-Cサイズ、約1800万画素のCMOSセンサと映像エンジン「DIGIC 5」を搭載する。
EOS Kiss X7は、より小型軽量化を重視した製品で、本体の質量は約407g(バッテリ込み)。本体だけなら370gと軽量で、サイズは幅116.8mm×高さ90.7×奥行き69.4mm、APS-Cサイズのレンズ交換式デジタル一眼レフとしては世界最小・最軽量という。
EOS Kiss X6iと比べて体積は約25%小型化、質量は約28%軽量化を図りながら、優れた基本性能を備える。キヤノンは、今まで大きい重いを理由に、一眼レフカメラを選択しなかったユーザーにも一眼レフの魅力を知ってもらいたいと言う。
4コマ/秒の連写機能とハイブリッドCMOS AF II、液晶にはタッチパネルを搭載し、新たに撮影シーンに最適な設定を簡単に行えるSCN(スペシャルシーン)に、動き回る子どもにピントを合わせ続けながら健康的な肌色に仕上げる「キッズ」、料理を明るくおいしそうに撮影する「料理」、ろうそくの光が醸す雰囲気を生かす「キャンドルライト」の新しい3つの撮影モードを追加した。これにより、子どもの成長や誕生日などの記録を簡単な操作でサポートできるとしている。
キヤノンオンラインショップ販売予定価格は下記のとおり。
EOS Kiss X7iは、2012年6月に発売したEOS Kiss X6iの後継機種だ。小型コンパクトを追求したEOS Kiss X7に対し、EOS Kiss X7iコンパクト+ワンランク上の機能を特長とした製品だ。価格差はプラス1万円程度で、最高約5コマ/秒の高速連写、バリアングルの液晶モニタ、ステレオ動画録音などが得られる。
クリエイティブフィルタを強化し、撮影後だけでなくライブビュー撮影時にも選択可能になった。フィルタ効果をライブビュー画面で試しながら撮影できる。また、より高度な撮影が簡単にできる「手持ち夜景」など、3種類の撮影モードをSCN(スペシャルシーン)に統合しているほか、360°回転する新しいモードダイヤルにより、各撮影モードの選択を簡単にした。
新たに発表されたステッピングモーターを搭載したEFレンズの新製品「EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STM」(価格:3万6000円、2013年4月下旬発売予定)との組み合わせにより、静かでスムーズな動画サーボAFを実現する。また、ファインダ撮影時には、全9点でクロス測距が可能なAFセンサの搭載により、構図に関わらず優れた被写体捕捉力を発揮できるとしている。
キヤノンオンラインショップ販売予定価格は下記のとおり。
なお、ミラーレスカメラ「EOS M・EF-M18-55 IS STM レンズキット」と「EOS M・EF-M22 STM レンズキット」に、ホワイトとレッドのキットを追加し、4月5日に発売する。
EOS Mは2012年9月に発売。EOSの基本コンセプト「快速・快適・高画質」を継承しながら、ミラーレス構造を採用したレンズ交換式デジタルカメラだ。今回のキットの追加により、各シングルレンズキットでも4色から好みの色を選べるようになる。
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