グリーは3月15日、1月7日に公表した未成年ユーザーに設定している上限額を超えて利用できる事象が発生していた件について、2月28日で解消し、障害は復旧したと発表した。
障害は2012年4月26日~9月7日にフィーチャーフォン向けGREEを利用している未成年ユーザーで、クレジットカードによる支払いを選択していた場合に発生していた。利用金額の上限である15歳以下の月間5000円まで、16歳以上19歳以下の月間1万円までという制限を超えて決済できる状態となっていた。
1月7日以降に障害の影響範囲を精査した結果、新たに決済手段として、GREEの月額コースと楽天Edyを利用の未成年ユーザーも対象となることが判明したことを1月18日に公表。他社決済システムとの接続における仕様上の不具合が原因による未成年ユーザーの超過課金が発生していた。
対象の期間は2012年4月1日~2013年2月28日、対象人数は5423人、障害による上限超過金額は4910万4235円としている。対象となるユーザーに個別に通知メールを送付し、手続きしたのち、超過金を返還している。3月11日時点で超過金の返還が完了したユーザーは714人、返還が完了した超過金額は1824万5185円になる。
同社ではコンプライアンス強化を目的に、2013年2月に新たにコンプライアンス部を設置。法令や企業倫理の遵守を中心とした内部統制の一層の強化、経営陣をはじめとする全社員の意識の育成、法令や企業倫理に違反した時の的確な情報開示の徹底を図るとしている。
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