グリーは1月18日、1月7日に公表した未成年ユーザーに設定している上限額を超えて利用できる事象が発生していた件について、さらなる情報を公開。対象人数やさらなる障害問題があることを公表した。
同社では1月7日以降に障害の影響範囲を精査した結果、新たに決済手段として、GREEの月額コースおよび楽天Edyを利用の未成年ユーザーも対象となることが判明。また、他社決済システムとの接続における仕様上の不具合が原因による未成年ユーザーの超過課金が発生していたことも判明したという。
対象となる期間は2012年4月1日から2013年1月12日までで、対象人数は5544人。そして障害により上限超過額の合計は4937万170円。
GREEの月額コースに関しての障害は、通信キャリア決済における未成年ユーザーに対する利用金額を2012年4月1日より制限したが、それ以前より制限を超えた額のGREEの月額コースに加入し、そのコースを継続した場合に利用上限機能が、設計ミスにより正しく動作していないという。この障害は2012年4月1日以降より現在も継続中としている。
楽天Edyについても利用上限機能が、設計ミスにより正しく動作してなかったとのこと。こちらの障害発生期間は2012年4月26日より8月21日まで。また、他社決済システムとの接続における仕様上の不具合については、未成年ユーザーの決済通知をグリーのサーバが受領するまでにタイムラグがあり、その間に別の手段で決済された際に利用上限機能が動作しなかったという。障害期間は2012年4月26日以降で、2013年1月18日に対応完了見込みとしている。
同社では該当する未成年ユーザーに対して個別に通知メールを送付するとともに、未成年ユーザーによる決済手段としてクレジットカードが利用できないように制限を行っているほか、さまざまな施策を検討し実施するとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」