George Lucas氏が創設した音響映像技術会社であるTHXは、Appleが「iPhone」や「iPad」「iMac」でTHXのスピーカー技術関連特許を侵害したとして、Appleを訴えた。
米国時間3月14日にカリフォルニア州サンノゼの連邦地方裁判所に提起されたこの訴訟では、「Narrow Profile Speaker Configurations and Systems(薄型スピーカー構成およびシステム)」と呼ばれる特許が争点になっている。同特許は基本的に、1つまたは複数の小型スピーカーから出る音を、可能な限り最高の音質を実現する方法で、幅が狭くて細長い開口部に向かって出力するさまざまな機構を対象としている。
スピーカーユニットは「デスクトップコンピュータやフラットスクリーンデバイスのような電子機器と統合したり、取り付けたりできるほか、自動車などでも利用可能だ」と同特許の要約には書かれている。
訴状によると、この特許を侵害するApple製品には「iPhone 4」以降のiPhoneやiPad、iMacが含まれ、ほかの製品も含まれる可能性があるという。これらすべての製品は「導管、または幅が狭い開口部を通して音を出力する薄型スピーカーユニットを組み込んでいる」という。
訴状は、「Appleの特許侵害のせいで、THXは金銭的な損害と回復不能な損害の両方を被っており、今後も被り続けるだろう」と主張しており、利益損失、または「少なくとも妥当な特許使用料」に相当する損害賠償金を要求している。
同ニュースを最初に報じたBloombergによると、THXとAppleの両社とも同訴訟についてコメントを控えているという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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