ロイターの編集者、Anonymousと共謀の容疑で起訴

Dara Kerr (Special to CNET News) 翻訳校正: 矢倉美登里 吉武稔夫 (ガリレオ)2013年03月16日 10時24分

 Matthew Keys容疑者(26歳)は、2年前に元勤務先のパスワードをハッカー集団Anonymousのメンバーに明かしたとされているが、当時はそれが起訴につながるとはおそらく思わなかっただろう。

 だが、米司法省は米国時間3月14日、Keys容疑者が3つの罪で起訴されたことを発表した。3つの罪とは、保護されたPCに損害を与えることを目的とした情報発信における共謀、保護されたPCに損害を与えることを目的とした情報発信、保護されたPCに損害を与えることを目的とした情報発信未遂だ。

 Keys容疑者は現在、Reutersのソーシャルメディア担当副編集長として働いているが、以前はLos Angeles Timesを所有するTribune Companyのウェブプロデューサーだった。司法省の声明によると、Keys容疑者はTribune Companyのログイン情報をAnonymousのメンバーに教え、そのメンバーがLos Angeles Timesのサイトに掲載されたニュース記事を改ざんしたとされる。

 司法省の声明には次のように書かれている。「Keys容疑者はネットのチャットフォーラムでTribune Companyの元従業員だと名乗り、TribuneのサーバへのログインIDとパスワードをAnonymousのメンバーに提供した。ログイン情報の提供後、Keys容疑者はAnonymousのメンバーに対して、同サイトをめちゃくちゃにするようけしかけた」

 起訴状によると、Keys容疑者はチャットフォーラムで「AESCracked」というハンドルネームを使い、Los Angeles Timesのサイトを攻撃したと主張するハッカーとチャットしたという。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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