Matthew Keys容疑者(26歳)は、2年前に元勤務先のパスワードをハッカー集団Anonymousのメンバーに明かしたとされているが、当時はそれが起訴につながるとはおそらく思わなかっただろう。
だが、米司法省は米国時間3月14日、Keys容疑者が3つの罪で起訴されたことを発表した。3つの罪とは、保護されたPCに損害を与えることを目的とした情報発信における共謀、保護されたPCに損害を与えることを目的とした情報発信、保護されたPCに損害を与えることを目的とした情報発信未遂だ。
Keys容疑者は現在、Reutersのソーシャルメディア担当副編集長として働いているが、以前はLos Angeles Timesを所有するTribune Companyのウェブプロデューサーだった。司法省の声明によると、Keys容疑者はTribune Companyのログイン情報をAnonymousのメンバーに教え、そのメンバーがLos Angeles Timesのサイトに掲載されたニュース記事を改ざんしたとされる。
司法省の声明には次のように書かれている。「Keys容疑者はネットのチャットフォーラムでTribune Companyの元従業員だと名乗り、TribuneのサーバへのログインIDとパスワードをAnonymousのメンバーに提供した。ログイン情報の提供後、Keys容疑者はAnonymousのメンバーに対して、同サイトをめちゃくちゃにするようけしかけた」
起訴状によると、Keys容疑者はチャットフォーラムで「AESCracked」というハンドルネームを使い、Los Angeles Timesのサイトを攻撃したと主張するハッカーとチャットしたという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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