UPDATE Twitterが、音楽推薦サービスWe Are Huntedを2012年に買収し、同社の技術を利用してスタンドアロンの音楽アプリケーションを開発していることが、米CNETの取材で明らかになった。
このアプリケーションは「Twitter Music」と名付けられ、2013年3月末にも「iOS」版がリリースされる可能性があると、この件に詳しい情報筋は語っている。Twitter Musicは、さまざまな情報に基づいておすすめのアーティストや楽曲を提案し、ユーザーがフォローしているアカウントを元にカスタマイズされるという。楽曲はSoundCloudを通じてこのアプリケーションに配信される。
Twitter Musicは、主要なライバルのFacebookが「News Feed」の音楽セクションを刷新した直後にリリースされることになるが、同サービスはTwitterが本格的なメディア企業になるための新しい一歩を踏み出したことを示している。新しいユーザー、とりわけ若い世代の主流のユーザーを取り込む上で音楽は重要な役割を果たしてきたが、この新しいアプリはそれを踏まえたものと言える。有名アーティストのアカウントはTwitterの中でも最も人気の高い部類に入り、数千万人単位のユーザーにフォローされているスターもいる。また、「Twitter Music」のアカウントは約230万人のフォロワーを抱えており、同じ名前のアプリケーションをリリースするベースとしては悪くない。
Twitterが音楽配信サービスWe Are Huntedを買収し、新しいスタンドアロンの音楽アプリケーションを開発していることを米CNETが報じてから数時間後、We Are Huntedのサービスは停止された。
現在、同サービスのサイトには、「We Are Huntedはただ今利用できません」というメッセージが表示されている。
米CNETはTwitterとWe Are Huntedにコメントを求めたが、今のところ回答は得られていない。
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