Rowlineは、HTMLのプレビューを確認しながらテキストを編集できるテキストエディタだ。テキスト内へのHTMLタグの挿入や複数行のマージ、入れ替えが簡単にできる。URLスキームにも対応しており、Rowlineで書いた内容を簡単に別のアプリに渡せる。また、別のアプリでコピーした内容をRowlineを経由して、さらに別のアプリにコピーするといった使い方も可能だ。
Rowlineは、「行」単位での編集にこだわりを持ったエディタだ。「Text」「Lines」「Preview」の3種類の表示モードがある。「Text」モードで、ツールバーの右から3番目にある矢印のアイコンをタップすると、カーソル位置の行全体が選択される。動かしにくいカーソルをいちいち自分で動かして行全体を指定する必要はない。そのまま、行を囲むHTMLタグを挿入したり、コピーやカットといった操作を行える。TextExpanderと連携しているため、HTMLタグや定型文の挿入も容易だ。
また、「Lines」表示にすると、1行が1つのブロックとして扱われ、行ごとにテキストの編集をしたり、行単位で並べ替えたりできるので、文章の構成を後から変更するといったことが楽に行える。行の削除や複製もメニューから選択できる。Preview表示には、カスタムのCSSを指定できるため、自分のブログのCSSを指定しておけば実際のブログでの表示状態を確認できる。
Rowlineを単体で使用しても、行単位での編集機能など便利な機能を使用できるので必要十分かもしれないが、URLスキームを使って他のアプリと連携することにより利便性が増す。ヘルプやGoogleなどでURLスキームを調べて使いこなせるようになると、iPhoneでのテキスト編集においてかなり強力なツールとなる。ただし、ファイル管理機能はないので、1文書ずつ書いては消して次の文書を書く、という使い方になる。そのため、メインのテキストエディタというよりは、他のテキストエディタやブログエディタのハブとして使うことになるだろう。
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