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中国工業情報化部、過度の「Android」依存を問題視

Don Reisinger (Special to CNET News) 翻訳校正: 編集部2013年03月06日 10時46分
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 Googleよ、注意せよ。「Android」が中国で詮索を受けている。

 中華人民共和国工業情報化部(Ministry of Industry and Information Technology:MIIT)は現地時間3月5日、GoogleのAndroid OSに狙いを定めた白書を発表した。MIITによると、Androidの人気の高さが原因で、中国は同OSに「過度に依存」するようになってしまったという。企業はAndroidを基盤として構築しようとしてきたが、同システムの「中核的なテクノロジとテクノロジロードマップはGoogleによって厳格に管理されている」とMIITは不満を述べた。

 最初に同白書を入手し、それについて報じたのはReutersだった。

 Androidの人気は急速に拡大している。2012年第4四半期、同OSは世界スマートフォン市場で70.1%のシェアを獲得し、「iOS」の21%を軽く上回った。Androidの成功の主要な理由は中国である。

 2012年におけるAndroid搭載デバイスの世界出荷台数は4億6100万台に達するだろう、と市場調査会社のInformaは12月に発表した。全Android搭載デバイスの3分の1は中国に出荷されたという。さらに、Informaによると、中国の全スマートフォンの3分の2はAndroidを搭載しているという。

 MIITがAndroidを問題視していることは、Googleにとってトラブルを意味するかもしれない。今回の報告書はAndroidに対する何らかの規制を提案したり、変化を要請したりはしていないが、中国は過去に人気の高い企業に対して、重荷になる条件を課したことがある。

 それについては、Googleも多少は知っている。同社の検索プラットフォームが中国で躍進していたとき、中国政府は同社に検索結果を検閲するよう要請した。両者の戦いは長引き、Googleは一定期間、複数の検索結果を検閲したが、最終的に同社は検索事業を香港に移す決断を下した。中国におけるGoogleの最大のライバルであるBaidu(バイドゥ)が、同国で最も支配的な検索プラットフォームである。

 現在、Androidにとって脅威となる可能性のある主要プラットフォームはiOS以外に存在しないが、MIITは将来へ向けた正しい一歩として、Baidu自身のAndroid代替品を挙げている。しかし、中国がそのOSを公式にサポートする予定なのかどうかは、現時点では不明だ。

 米CNETはMIITの報告書に関して、Googleにコメントを求めているが、本稿掲載時点で回答は得られていない。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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