Facebookは米国時間2月28日、人々が新しい検索エンジン「Graph Search」を利用して人や場所、写真、興味の対象を見つけるあらゆるすばらしい方法に気づくように、ブログ投稿を掲載した。
ソフトウェアエンジニアのMaxime Boucher氏は、「まだGraph Searchの開発に懸命に取り組んでいるところだが、現時点で用いられているお気に入りの利用法を紹介したい」と述べている。
Boucher氏は、「多くの」人々が実際に実行できる16種類の検索クエリを取り上げている。Graph Searchにアクセスできる人たちは、「videos of my friends(友達の動画)」を検索して友人についてもっと知ったり、「ski resorts my friends have been to(友達が行ったことのあるスキー場)」というクエリで旅行の計画を立てたりできる。また、お金持ちの生活ぶりをのぞいてみたければ、Graph Searchで「favorite hobbies of CEOs(CEOのお気に入りの趣味)」を調べるといい。
だが実際のところ、Boucher氏が提案する検索のほとんどはかなりありふれたものだ。では、投稿の目的は何か? おそらく、アクセスできる選ばれた少数の人たちがFacebookの意図していた斬新な方法でGraph Searchを利用していないという厄介な可能性が考えられる。
最高財務責任者(CFO)のDavid Ebersman氏は27日、Facebookの検索エンジンは同サイトの未来の核となる要素だと語った。だが、現段階でFacebookが重点的に取り組んでいるのは、会員のニーズや要望に対してGraph Searchが適切な検索結果を出せるようにすることだ。
Ebersman氏はGraph Searchについて、「人々にとって非常に興味深く価値も高いと思われるすべての利用事例に対応できるよう構築するには時間がかかる。Graph Searchにおける現在の最優先事項は、このサービスを有用なものにして、人々が実行しそうでFacebookから結果を得た時に面白いと思うようなクエリがある状態にすることだ」と述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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