スペイン、バルセロナ発--サムスンとVisaは現地時間2月25日、両社間の提携を発表した。サムスンは、同社の今後の端末にVisaのモバイル決済アプレット「payWave」を搭載するとともに、Visaを利用して、ユーザーがサムスン製スマートフォンと金融機関やVisaアカウントをより容易に連動できるようにするという。
具体的に挙げられたわけではないが、同提携に詳しい人物によると、まもなく発売予定の「GALAXY S IV」がVisaプログラムを搭載する主力製品となる見込みであるという。
サムスンは、2月22日に発表された「Visa Ready Partner Program」に加入する予定。同プログラムは、スマートフォンを含む多様な端末上のVisa認証決済システムに関する承認とライセンスのスピード化を目的としている。
モバイル決済のトレンドにいち早く対応しようとする多くの企業のうちの1社として、Visaはこの数年間をかけて、独自のデジタルウォレットを構築した。レジでスマートフォンをかざすことによって商品やサービスに対する支払いを行うモバイル決済の導入は、米国などの成熟市場においてまだ進んでおらず、企業らは必要なインフラやパートナーシップの構築に真剣に取り組んでいる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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