Nokiaは現地時間2月24日、スペインのバルセロナで開催されているMobile World Congressにおいて、エントリレベルから「Windows Phone 8」搭載のハイエンドモデルまでの携帯電話4機種を発表した。
エントリレベルモデルの「Nokia 105」は最小限を狙った製品である。バッテリ持続時間が長い同モデルは1.5インチ画面を搭載し、価格は15ユーロ。中国やインドネシア、インド、ナイジェリアなどの市場向けに開発されており、通話機能やバッテリ持続時間が中心で、その他の機能はほんのわずかである。
カメラやボリュームロッカーもない。画面の消費電力が非常に低いため、800mAhのバッテリで12.5時間以上の通話が可能で、スタンバイのみならば充電なしで35日間持続するとNokiaは述べている。
チョコレートバーのような形状をした携帯電話「Nokia 301」は若者向けのモデルである。中央に選択ボタンがあり、自分を撮影する際にフレーム内に自分の顔を収める方法を音声でガイドするカメラ機能が付いている。解像度は320×240ピクセルで2.4インチの画面と3.2メガピクセルのカメラを搭載する。フラッシュはないが、パノラマモードとバーストモードがあり、連続で5枚までのショットが撮影可能だ。
バッテリ持続時間は長く、シングルSIMのNokia 301で最大20時間の通話が可能であるとNokiaは主張している。Nokia 301は、第2四半期に65ユーロ(約85ドル)で発売される。色は、ホワイト、ブラック、シアン、イエロー、マゼンダで展開される。
「Windows Phone」の「Nokia Lumia 520」は、手のひらの形にしっくりと収まる丸みのある背面が特徴的で、装着可能なカバーが複数の色で提供されている。非常に高感度な4インチのIPS液晶画面と、720p HDの動画を撮影可能な5メガピクセルのカメラを特長とする。
1430mAhのバッテリと8Gバイトのストレージを搭載し、64Gバイトの拡張可能メモリをサポートする。米国において今春終わりごろまたは初夏にT-Mobileから発売される予定だ。
Nokiaによる新製品群の最上位モデルはWindows Phone 8の「Nokia Lumia 720」で、屋外のグレアを抑制する「ClearBlack」フィルタ付きの4.3インチの液晶ディスプレイを搭載する。トレンドに敏感で社交的な若年層をターゲットとする同モデルはワイヤレス充電が可能で、6.7メガピクセルのカメラは、F値が1.9と低光量時(夜の外出時など)の撮影を想定しており、LEDフラッシュを搭載する。
1.3メガピクセルのカメラも搭載されており、「Skype HD」に対応しているほか、写真の中により多くの人物を収める広角レンズを装備する。ユニボディのデザインには、microSDカードスロットがあり、最大64Gバイトまでのストレージ拡張が可能である。アジアや欧州の一部の市場をターゲットとするLumia 720は、2013年第2四半期に定価249ユーロ(約340ドル)で発売される予定である。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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