オンラインでデバイスの購入が行え、IT部門の手を借りずにそのデバイスをクラウドサービスに接続できる今の時代において、Windows 8と「Windows Azure」があれば道具はすべて出そろったと言える。Surfaceのような目に見える製品の背後には、それを支える数多くの脇役がいるのである。
素晴らしいことにMicrosoftは、既存のウェブアプリをWindows 8に移植するための簡単な方法も提供している。さらに、Windows AzureによってIaaSやPaaSを提供し、顧客が自社でデータセンターを管理する必要をなくしている。
これからの10年を通じて、Windows 8ベースのOSを搭載した数多くのデバイス(携帯電話からスーパーコンピュータに至るまでのあらゆるもの)が登場してくるはずだ。この統合化された夢のようなエコシステムが実現されるまでには、長い年月が必要であった。本当の機会というものは、誰もが真似できる10ドルのアプリを開発することにあるのではなく、企業に対して数十万ドル単位の利益をもたらすソリューションを提供することにある。
Microsoftは法人市場を重視していたため、コンシューマー向けOSという点では出遅れていた(新規テクノロジへの移行に関して言えば、企業はコンシューマーよりも腰が重い場合もある)。しかし、老朽化した「Windows XP」搭載PCをアップグレードし、Windows 8を採用する、あるいは老朽化した「Windows Server 2003」搭載サーバをWindows Azureや、「Windows Server 2012」上でのプライベートクラウドに移行するという準備を始める時がついにやってきたのである。われわれIzendaは、顧客とパートナーがこの新たなパラダイムに向かって舵を切っていくことに興奮を覚えている。
著者紹介
Sanjay Bhatia
Izendaの創業者兼最高経営責任者(CEO)。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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