ソニーの幹部らによると、新型ゲーム機「PlayStation 4」(PS4)は、デバイスのネットワークを活用したゲームのストリーミング配信とともに、ソーシャルゲーム分野への進出に焦点を絞ったものになるという。
これにより、ダウンロード時間が短縮され、ビデオクリップのシェアがボタン1つで可能になり、友人が困っている場合にその友人のコントローラを引き継ぐことができるようになると、同社は米国時間2月20日にニューヨーク市で開催されたイベントで強調した。
PS4のリードシステムアーキテクトであるMark Cerny氏によると、同コンソールシステムの「OnLive」ネットワークによって、シームレスなアップロード体験が得られるという。これはつまり、ゲームのダウンロードが完了していなくても、そのゲームの最初の部分をプレイできるようになるということを意味している。
さらに、PS4ではサードパーティーのサービスや、スマートフォン、タブレットとの統合もうたわれている。これによりスマートフォンからゲームプレイ時の動画を閲覧したり、友人に挑戦することができるようになる。
ソニーは2012年にクラウドゲーム開発企業のGaikaiを3億8000万ドルで買収している。従って、PS4がオンラインのコンテンツと体験に的を絞っていることは驚くべきことではない。
Gaikaiの最高経営責任者(CEO)であるDave Perry氏は、プレイヤーに好きなゲームだけをプレイしてほしいため、「PlayStation Store」ではプレイヤーがどのゲームでもすぐに無料で体験できるようにしていると語った。同氏によると、このネットワークはプレーヤーの行動から学習し、より良いエクスペリエンスを提供するようになるという。
「PlayStationネットワークはあなたの好みと、あなたの属するコミュニティの嗜好を理解することで、あなたのことを深く知るようになる」(Perry氏)
Perry氏によると、ゲームをしている最中、プレイヤーの友人はネットワーク越しにゲームプレイを観賞したり、プレイヤーとやり取りできるだけでなく、ゲーム画面にコメントを投稿できるようにもなるという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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