Strategy Analyticsが米国時間2月20日に発表したレポートによると、2012年第4四半期は「iPhone 5」がサムスンの「GALAXY S III」を抜き、世界で最も売れたスマートフォンになったという。
2012年第4四半期にAppleは世界で2740万台のiPhone 5を出荷し、市場シェア12.6%を獲得した。それに対し、サムスンはGALAXY S IIIを1540万台出荷し、獲得した市場シェアは7.1%だった。サムスンにとってはGALAXY S IIIの出荷台数、市場シェアがともに第3四半期から落ち込む結果となった。
Strategy AnalyticsのシニアアナリストNeil Shah氏はiPhone 5成功の要因が「タッチスクリーンのリッチな設計、多国での流通、事業者からの豊富な販売奨励金」にあるとした。もちろんホリデーシーズンの買い物客も堅調な販売に貢献している。2012年9月に発売されたiPhone 5にとって、第4四半期は端末が全期間にわたって販売された最初の四半期であった。
Appleの「iPhone 4S」もGALAXY S IIIを差し置いて2位につけた。iPhone 4Sの出荷台数は1740万台、市場シェアは8%だった。
Strategy AnalyticsのエグゼクティブディレクターNeil Mawston氏は声明で「2012年第4四半期に世界で出荷されたスマートフォンの5台に1台は、AppleのiPhoneかiPhone 4Sだった」と述べた。
サムスンはもちろん、次期「GALAXY S」スマートフォンを発表して巻き返しを図る予定だ。同社は3月14日にニューヨーク市でイベントを開催する予定で、そこでは「GALAXY S IV」が発表されると見られている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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