「EverCalendar」は、Evernoteのノートをカレンダーの日付から呼び出せるアプリだ。「ノートの名前や保存先が思い出せないがおおよその作成日は覚えている」という場合、カレンダー形式のインターフェイスから日付を指定し、呼び出すことができる。
アプリを起動すると月次カレンダーが表示される。それぞれの日には、その当日に作成したノートが表示されているので、タップすることでプレビューを表示できる。カレンダーは月次のほか、週次、および一日単位で切り替えられる。また、有料のアンロックキーを購入すれば、ノートブックの種類によって表示色を切り替えたり、表示するノートブックを選択することもできる。
操作方法はやや独特で、例えば月次カレンダーを表示した状態で前の月を表示するには、左から右にではなく、画面を上から下にフリックする。左右フリックは週が選択されてしまうために上下フリックに割り当てた格好だが、機能優先で操作を割り当てた結果、一般的な「文法」からはやや外れてしまった印象だ。操作方法以外にも、ノートにコメントを追記できる仕組みなど本アプリならではの独自仕様がいくつかあるので、説明はざっと目を通しておいたほうがよい。
また試してみた限りでは、今年のデータは表示されるのだが、前年までのデータは同期を行っても表示されなかった。保存されているノートの数などにも依存するのかもしれないが、あまりはっきりとした説明が見当たらず、仕様がやや不明瞭だ。
ともあれ、純正アプリであればリスト形式でしか日付順に並べられないところ、カレンダー形式で表示できるのは直感的で便利だ。ホーム画面に表示するためのウィジェットも用意されているので、直近に保存したノートをすばやく呼び出したい人にとっては重宝することだろう。
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