中国での検閲に積極的に反対している李開復(Kai-Fu Lee)氏は、同国のソーシャルネットワークの利用を禁止されたことを受けて、自らの3000万人のフォロワーにTwitterで同氏をフォローするよう呼びかけた。
Googleの中国部門の元トップである李氏は、中国に拠点を置く「Sina Weibo」と「Tencent」サービスを使って、インターネットに対する国家統制について不満を述べた後、両方のマイクロブログサービスの利用を3日間禁止された。誰がその禁止を命じたのかは不明だが、疑惑の目は、同国内でのインターネットアクセスを大きく制限している中国政府に向けられている。
李氏はTwitterで、「私はSinaとTencentで3日間にわたって沈黙を強いられた。そのため、私を探している人はここへ来てほしい」と述べたが、その理由については詳しく説明しなかった。Twitterも中国でブロックされているが、その規制を回避するのはかなり簡単だと言われている。
論争には慣れているコンピュータサイエンティストの李氏は、同氏がかつて勤務したMicrosoftとGoogleの間で発生した壮絶な人材引き抜き合戦の対象になった後、2005年から2009年まで、Googleの「Greater China」事業のプレジデントを務めた。
李氏は先頃、Weiboで、インターネットの速度の遅さと不安定さが原因で海外企業は中国への移転を思い留まっているというThe Wall Street Journal(WSJ)の記事の要約を投稿した。1月の投稿では、検閲をめぐって政府当局との論争に巻き込まれた新聞社に対する支持を表明した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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