Microsoftの会長を務めるBill Gates氏は、米国時間2月18日午前に放送されたCBS This Morningでの新たなインタビューで、同社の最高経営責任者(CEO)としてのSteve Ballmer氏のパフォーマンスに満足しているかと司会者のCharlie Rose氏に尋ねられた。Gates氏は、Ballmer氏が同社を統括したこの数年間で「多くの素晴らしい業績」が達成されたことを指摘しつつ、同社の革新に自身は満足していないと述べた。
「彼と私が、最も自己批判的な人間に含まれることはおわかりだと思う」とGates氏はインタビューで述べた。「この1年間でSteveの統括の下、多くの素晴らしい製品が実現された。例えば、将来に向けた鍵を握る『Windows 8』や、『Surface』コンピュータ。より優れた検索製品であると人々にみなされている『Bing』、そして『Xbox』」(Gates氏)
「しかし、それで十分なのか」と同氏は述べた。「十分ではない。彼も私も、画期的な成果という観点において、可能な限りの手を尽くしていると満足しているわけではない」(Gates氏)
Gates氏は特に、スマートフォン市場におけるMicrosoftの地位に批判的な見方を示した。最近のIDCのデータによると、同市場における同社のシェアは現在、わずか2.4%にとどまっている。
「携帯電話など、われわれが非常に早期に主導できなかったものが多数存在する(中略)われわれは携帯電話を見過ごしていたわけではないが、われわれがとった方法では主導的な地位を獲得することができなかったのだ。したがってそれは明らかに誤りだった」(Gates氏)
同インタビューの主要な話題は、Melinda & Bill Gates Foundationについてであった。Gates氏は2008年にMicrosoftを退いて以来、自身の関心のほとんどをこの慈善事業に注いでいる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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