MMD研究所の「電子書籍に関する利用実態調査」によると、電子書籍を読んだことがない理由は「電子書籍を読める端末を持っていないから」が最多となっている。
電子書籍の利用経験についての質問で「読んだことがない」と回答した人(244人)と「試しに読んだ程度」と回答した人(125人)を合わせた369人に対し、今後、電子書籍を利用したいかと聞いたところ、「利用したい」(10.8%)と「やや利用してみたい」(24.9%)を合わせた35.7%が利用意向を示した。年代別にみると、20代(115人)が31.3%、30代(125人)は40.8%、40代(129人)は34.9%だった。
「電子書籍を読んだことがない」という回答者(244人)に理由を聞くと、「電子書籍を読める端末を持っていないから」が50.0%と最多。次いで「紙の書籍のほうが好きだから」が33.6%、「電子書籍は読みづらそうだから」が27.9%という結果となった。
電子書籍利用意向者(132人)を対象に電子書籍を読むならどの端末を選択するかを聞くと、最も多かったのはタブレット端末(53.0%)、次いでスマートフォン(45.5%)という結果となった。電子書籍専用リーダーは26.5%だった。
読んでみたい電子書籍のジャンルは「小説・文芸書」が71.2%と最も多く、次いで「雑誌」が47.7%、「コミック」は40.2%だった。一方、電子書籍購読経験者を対象とした調査では、読んだことがある電子書籍のジャンルで最も多かったのは「コミック」で56.4%。「小説・文芸書」は51.3%だった。
調査は1月30日~2月1日、全国の20~49歳の男女を対象にネットアンケートで実施された。有効回答数は673人となっている。
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