Appleは米国時間2月13日、「iOS 6.1」デバイスとMicrosoftの「Exchange」サービスとの間で発生した同期に関する問題の原因を特定し、次回のソフトウェアアップデートで修正を配布する予定だと発表した。
Appleが1月末にiOS 6.1をリリースした直後に、この新規バージョンのOSを実行しているデバイスによってサーバに「過剰なログ」が生成されることをMicrosoft Exchange管理人らが発見した。この問題は、ユーザーのExchangeメールボックスとカレンダーイベントの同期に使われているAppleのコードが原因であった。
Appleのサポートページに掲載された告知では、修正ソフトウェアの提供時期については明らかにされていないが、この問題の回避するための対策が示されている。
Appleは解決策を認識しており、次回のソフトウェアアップデートで提供する予定だ。それまでは、iOSデバイスで繰り返しイベントへの例外に応答しないことでこのバグを回避できる。上記の現象が発生した場合は、iOSデバイスでExchangeカレンダーをいったん無効にして再び有効にする(後略)
Appleの指摘によると、バグの影響を受けたユーザーは、iOSデバイスでネットワークアクティビティの増加やバッテリ寿命の急減に気付く可能性があるという。アクティビティの増加は「Exchange Server」のログに現れ、デバイスのブロックにつながることがある。この問題の影響を受けるのは、「Microsoft Exchange 2010 SP1」以降や「Microsoft Exchange Online(Office365)」が動いているiOS 6.1デバイスだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したもので す。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス