Dropboxは2013年、法人向け製品をますます重視しており、第1弾としてIT管理者向けの多数の新機能をロールアウトする。
これらの新機能はITのコンシューマーライゼーションと調和するものだと、Dropboxのセールスおよびビジネスデベロップメント担当バイスプレジデントであるSujay Jaswa氏は説明した。Dropboxはこの分野で重要な役割を果たしてきたと主張するJaswa氏は、人々が家庭と職場の両方で最高水準のテクノロジを求めるようになったと述べた。
しかし、IT管理者もDropboxユーザーであることをJaswa氏は認識している。彼らにはほかに処理すべき優先事項と責任があるだろうが、Dropboxは同じ「喜び」をIT管理者にも提供したいと考えていると、同氏は付け加えた。
「Dropbox for Teams」担当プロダクトマネージャーであるAnand Subramani氏は、2013年のDropboxにとって法人市場は「非常に大きな関心の対象」であり、これは管理者に向けた最初の大規模なローンチだと繰り返し述べた。
Dropbox for Teamsに追加される新機能は、ユーザーフィードバックに基づいており、可視性とコントロールという2本の柱を中心に据えている。
可視性に関して重要なのは、従業員がチームおよび個人レベルの両方でDropboxをどのように利用しているのかについて、ITマネージャーにデータを提供することだ。
コントロールについては、必要に応じて行動を起こすことのできる能力をこれらのマネージャーに与えることだと、Subramani氏は説明する。
そのため、完全に刷新された管理コンソールとともに、新しいコントロールの一部は、モバイルデバイスとサードパーティー製アプリの監視および管理を重視している。コンソールからはモバイルデバイスとサードパーティー製アプリをDropbox Teamsアカウントに接続したり、接続を遮断したりすることができる。
ほかにも、IT管理者はコンソールを使ってDropboxアカウントの請求書やTeamsライセンスの管理を行うこともできる。
さらに、管理者はたとえユーザーが2ステップ認証を回避して時間を節約したいと考えた場合でも、2ステップ認証を強制できる権限を与えられる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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