AOLは、2012年第4四半期(12月31日締め)の売上高がかろうじて4%の増加となったが、同社が増収を記録したのは8年ぶりのことだ。
AOLの同四半期の売上高は5億9900万ドルで、前年同期の5億7600万ドルから増加するとともに、アナリスト予測の5億7300万ドルを上回ったとReutersは述べている。
AOLは今回の売り上げの伸びについて、前年比で13%増となった同社の世界的広告事業による売り上げの急増に起因するものとしている。サードパーティーネットワークからの広告収入は31%増となったのに対し、検索収入は17%増となった。
一方、サブスクリプション売り上げは10%減少したのに対し、月間チャーンレート平均は1.8%だった。ただし、これらの数字は、2011年第4四半期のサブスクリプション売り上げが18%減で月間チャーンレート平均が2.2%であったのと比べると、改善されている。
2012年の年間売上高は21億9000万ドルとなり、2011年の22億ドルよりわずかに減少した。しかし、AOLの最高経営責任者(CEO)であるTim Armstrong氏は、同社の年間での業績を大きくアピールした。また、同社は2013年も総じて売り上げの伸びが見込めるとしている。
Armstrong氏は声明で、次のように述べた。「AOLの2012年は、成長路線に戻り、投資家に向けて多大な価値を生み出した。2013年に入ってからも当社には確かな勢いがあり、次世代のメディアと技術を手掛ける企業を構築するという当社の戦略を実行することにより、引き続き成長路線を進んでいく位置にある」
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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