ドコモ「Optimus G Pro L-04E」レビュー--フルHD液晶の高精細、ハイスペックスマホ

 NTTドコモの2013春モデルとして4月上旬の発売を予定しているLG Electronics Japan製の「Optimus G Pro L-04E」。スマートフォンのスペック的な“平均化”が顕著になりつつある現在において、Optimus Gといえば、高性能・ハイスペックを特徴としたモデルだ。そんなOptimus Gの最新モデルOptimus G Pro L-04Eがまもなく発売される。

  • Optimus G Pro L-04E

 Optimus Gといえば、2012年10月に発売されたOptimus G L-01Eが現行モデルとして販売されているが、短いスパンでどのような“進化”があったのだろうか。いち早く入手したので、レビューをお届けする。なお、使用しているのは発売前の試作機だ。

Optimus Gはどのように変化したか

 まず、大きな変更点としては画面サイズがある。約4.7インチから約5.0インチへとアップしただけでなく、解像度が1280×720ドットから1920×1080ドットとより高精細になった。また、単にフルHD液晶を採用したというわけではなく、Zero Gap Touchと呼ばれるディスプレイを採用したことで、タッチ感度の向上とボディの薄型化を両立しているという。

  • 画面サイズは、約4.7インチから約5.0インチへとアップ

 そもそも、現在普及しているスマートフォンの多くは、液晶パネル+タッチセンサ(Y軸とX軸方向の電極パターン構造)+カバーガラスというディスプレイ構造を採用している。いわゆる投影型静電容量タッチパネルと呼ばれているもので、直接触れる部分はカバーガラス部であり、最下層の液晶パネル部との間にタッチセンサが組み込まれている。

 しかしZero Gap Touchディスプレイは、ガラス部とタッチセンサ部を一体化したインセル型構造が特徴。結果として、ディスプレイを薄くでき、タッチ感度も向上できるわけだ。

 CPUは、姉妹機同様にクアッドコアのSnapdragonS4 Pro APQ8064を採用しているが、クロックが1.5GHzから1.7GHzへとアップしている。

 搭載したメモリはROMが32Gバイト、RAM2Gバイト。姉妹機と比べると、RAMは2Gバイトと同等ながら、ROMは2倍の32Gバイトであり、写真やムービー、音楽データなどを十分に収納できるだろう。ちなみに、Android OSのバージョンは、最新のAndroid 4.1だ。

  • Zero Gap Touchディスプレイのおかげか、タッチ感度は良好。タッチ操作によるストレスは低い

  • 背面右下にはスピーカーがある。机などに置いた状態でも音の広がりがあり、地味ながら驚いたポイントだ。おそらく、十字に仕切られた中央部の突起により、スピーカー部を塞ぐのを防いでいるからだと思う

  • 外側カメラは、有効画素数約1320万画素のCMOSセンサを採用

  • microSDXC/SDHC/SDカードとminiUIMは、本体左側面からアクセスできる。ただし、向きや上下どちらに挿入するかといったガイドがないので注意したい

  • ワンセグを含め、おサイフケータイ、赤外線通信など、日本国内向け機能にも対応

  • 電源ボタンや音量調整ボタンなど、主要インタフェースは左側面に集中している

  • 右側面には、ストラップホールがある

  • 本体上部には、イヤホン端子やワンセグ用のアンテナなどがある

  • 底部には充電/通信用のmicroUSB端子がある

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