韓国発の新たな報道によると、Samsung DisplayとLG Displayは両社が争っている特許侵害訴訟について、裁判ではなく対話を通じて和解することにしたという。
Yonhap Newsは現地時間2月4日、両社の最高経営責任者(CEO)がソウル市内のホテルで訴訟について話し合ったと報じた。この会談の後、Samsung DisplayのCEOである金奇南(キム・ギナム)氏はYonhap Newsの取材に対し、両社は「問題を1つずつ解決」していくと述べた。LG DisplayのCEOである韓相範(ハン・サンボム)氏は、今後も両社のCEO間で話し合いの場を設けると述べた。
LG Displayは2012年9月、同社が保有する有機発光ダイオード(OLED)技術関連の特許7件を侵害されたとして、主要な競合相手であるSamsung Displayを提訴した。この特許侵害訴訟は、「GALAXY S III」や「GALAXY Note」などサムスン製モバイル端末のOLEDパネルを明確に対象としていた。
これに対してサムスンは11月、LGの特許は「イノベーションが欠如」しており、したがって韓国の特許審判院によって無効にされるべきだと申し立てた。
両社の対立は以前、事態の悪化を招いたことがある。Samsung Displayの現従業員と元従業員11人が、サムスンのAMOLEDテレビに関する詳細な情報を盗んでLG Displayに漏らした罪で逮捕された件だ。この窃盗行為は2010年から2011年にかけて行われ、LG Displayの従業員6人も関与していたと報じられた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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