スケールアウトは2月5日、同社が提供する広告配信プラットフォーム「ScaleOut Ad Platform」にて、検索キーワードを用いたターゲティングを実現する「Search eXtension」ベータ版を提供することを明らかにした。
ScaleOut Ad Platformは、DSP(デマンドサイドプラットフォーム)、DMP(データマネジメントプラットフォーム)、タグマネージメント、アドサーバー、第三者配信等を統合したプラットフォーム。
今回提供するSearch eXtensionでは、ユーザーが広告主のサイトに流入した際の自然検索および検索連動型広告のキーワード情報を取得し、キーワードごとにユーザーを分類した上でターゲティングを実現するサービス。
一般的なユーザーターゲティングでは、訪問ページを元にユーザーを分類している。そのため、同じスニーカーブランドのサイトに流入したユーザーが「具体的なブランド名」で検索していた場合でも、「スニーカー」といった一般名詞で検索していた場合でも、同じように分類されてしまう。
だが実際には、キーワードごとに、ユーザーがそのブランドのスニーカーを購入したいというモチベーションは異なる。Search eXtensionではキーワードごとにユーザーを分類するため、こういったケースでも成約の見込み度合いの高いキーワードのユーザーに優先して広告を配信することが可能になるという。
2月11日より、ScaleOut Ad PlatformのDSPサービスにて利用可能になる。最低入札単価は1円。登録可能な検索キーワードは最大5000件となっている。スケールアウトでは、ベータテストの後、順次広告代理店向けに提供するとしている。
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