PC大手のLenovoは、スマートフォン事業に対するてこ入れ策の一部としてResearch In Motion(RIM)の買収を検討している可能性がある。
Bloombergは、LenovoがポストPC事業の拡大を目指し、「買収候補企業および戦略的提携を評価中」だと報じた。IDCの最新調査結果によると、Lenovoは現在、PCメーカーとしてHPに続く第2位の座にあるという。
Lenovoの最高財務責任者(CFO)であるWong Wai Ming氏は、スイスのダボスで開催の世界経済フォーラムで、同社が「すべての機会を検討」しており、「我々と株主にとって利益となり得る好機が訪れたなら、ためらうことはない」と述べた。
Wong氏は、Lenovoには買収候補を検討するチームがあり、LenovoとRIMの協議はオープンな状態にあると述べている。ただし、同氏は、RIM買収の決定がなされたかについてはコメントを拒否した。
Lenovoは、Androidベースのスマートフォンを既に市場投入しているが、1月に開催のCES 2013で明かされたように「Windows Phone 8」端末の提供も計画している。
RIMの広報担当者は、米ZDNetに宛てた電子メールでの声明で、同社最高経営責任者(CEO)のThorsten Heins氏が明言したように、RIMは1月30日に世界での発表を予定している「BlackBerry 10」の提供に注力していると述べた。RIMは、2012年12月20日に開催された直近の同社決算発表の電話会議において、「単独で進めるよりも効果的な提携が見込めるエリアに注力し、かつ、最終的には全てのステークホルダーに対する価値を最大化しながら、新しい機会を創出」できるオプションすべてを引き続き検討することを明らかにしている。
同広報担当者は、RIMから新たに話すことは現時点では何もないと述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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