スマホを使い倒す10代--PCからの利用シフト進む

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 アサツー ディ・ケイ(ADK)は1月29日、マス媒体やネットからクチコミまで生活者のメディア接触傾向や意識、評価の推移をまとめた「生活者とメディア総合レポート2013」とネットの利用実態などについて最新の動向をまとめた「デジタルメディアと生活者レポート2013」の2つの調査レポートを公開した。

 レポートによると、スマートフォンからのネット利用率は24.7%で、前年の11%から倍増した。特にM1(男性20~34歳)やF1(女性20~34歳)といった若年層では、ほかの年代と比べスマートフォンでのネット利用率が高かった。ネット利用時間を年齢別にみると、10代では男女ともスマートフォンがPCを上回った。

 ネット利用時の“ながら行為”について、「テレビを見ながらネット」のスコアを端末別にみると、男性10代と若年女性でスマートフォンがPCより高かった。

 スマートフォンの普及が早かったM1とF1だが、ネット接続ではPCとスマートフォンを等しく使い分けているようだと分析している。一方、ネット利用の入口がモバイル(ガラケー)中心であった10代は、普及こそ遅かったものの利用時間は長く、スマホを使い倒している説明。テレビの“ながら視聴”については、気軽に情報を共有するのに適したスマートフォンの存在感が高まっていると説明している。

 メディア消費行動の傾向を男女別にみると、男性は自分で調べた情報を、女性は周囲のクチコミを比較的重視することがわかった。年代別の傾向をみると、10代ではネット利用はPCよりも携帯やスマートフォンで、“モバイルネイティブ”な世代といえる。身近で話題を共有することに主眼を置いているため、友人や家族の話に加えテレビ番組も、面白い話を手軽に入手できる情報源として、有用であるととらえていることが分かるとしている。

 M1とF1は、PCとモバイル、そのほかのメディアを等しく使い分けている。情報摂取姿勢は、10代に比べて「ポータル・検索サイト」「商品比較サイト」をやや重視し、欲しい情報は能動的に自分で探す。そのためか、テレビに対する評価は特にM1で低調となっているという。

 中高年層は、従来のマス接点、なかでもテレビと、新聞や折込など紙媒体への親近感と信頼度がほかの世代と比べて特に高いと分析。ネット利用に慣れたとはいえ、整理された情報を受け取るというスタイルがまだ残っているという。

 メディア接触率を時間帯別にみると、平日の夜間(19~24時)、つまりゴールデン・プライム時間帯は、男女10代とF1では“テレビ時間”が最も高く、M1では“PC・タブレット時間”が最も高かった。M1はPCやタブレットへの接触が1日を通じて高い、非常にPC好きな世代だと説明している。

 女性10代は平日、休日を問わずモバイルに常に多く接触しているが、男性10代では平日の夜や休日になると接触率がやや低下する。また、各世代とも休日には、平日に比べテレビの接触が増加し“テレビ+PC”が接触の軸となるようだ。

 調査は2012年5月に、東京、神奈川、千葉、埼玉の(中学生以上の)12~69歳の男女を対象にネットアンケートで実施。サンプル数は1万753となっている。

表 (出典:アサツー ディ・ケイ)
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