Flashcards Deluxeは、語学学習や資格試験には必須ともいえる、暗記学習を助けるフラッシュカードアプリだ。1枚のカードに5ページ分の情報を持たせることができ、音声や写真といったメディアを添付することも可能。デッキ(カードのまとまり)は、DropboxやGoogle Driveから読み込むことができるほか、フラッシュカードの共有サイトであるQuizlet FlashcardsやFlashcard Exchangeからも読み込めるので、ゼロから自分でカードを作らなくても、既存のカードを使ってすぐに学習を始められて便利だ。
新しいデッキを追加するには、画面右上の「+」アイコンをタップして「Add Deck(デッキの追加)」ページを表示する。「Empty Deck」から空のデッキを作成し、カードに1枚ずつ入力することもできるが、カードの数が多い場合、iPhone上で入力を続けるのは大変かもしれない。パソコンでタブ区切りのテキストファイル(拡張子は「.txt」、エンコードはUnicode)を作成して、ウェブブラウザから「http://orangeorapple.com」にアクセスし、作成したテキストファイルをアップロードしてから、Flashcards Deluxeに読み込む方が簡単だ。
DropboxとGoogle Driveも利用できる。Dropboxの場合は、「Flashcards Deluxe」という名前のフォルダにテキストファイルを保存する。Google Driveの場合は、スプレッドシートでカードを作成する。もちろん、パソコンとiPhoneをUSB接続し、iTunesを介してデッキを追加することも可能。デッキの読み込み方法が豊富なのは、非常に便利だ。「Add Deck」から「Combination Deck(組み合わせデッキ)」を選択して、複数のデッキをまとめて学習することもできる。
カードの表示方法を細かく設定できるのも便利だが、Flashcards Deluxeが語学学習に最適だと思えるのは、TTS(Text to Speech)機能が使えるからだ。デッキを開くと画面右上に表示される歯車アイコンをタップすると、さまざまな設定ができるが、「Sound」から「Text to Speech (TTS)」を選択すると、当該デッキに必要な音声をダウンロードできるのだ。カードのページごとに音声を選択可能なため、たとえば、英単語を覚えるためのカードの1ページ目に英語音声、2ページ目に日本語音声を設定すれば、英単語と意味の両方を読み上げてくれる。これにより、自動再生モードにしておけば、カードを見ていなくても、聞いて学習することができるようになる。
さらに、カードにメモを追加したり、フラグを立てたりして学習に役立てることができるほか、正答率、学習したカード数、学習時間などの統計情報も確認でき、学習の進捗を把握するのに役立つ。TOEICや英検などの語学学習や、資格試験対策に頼もしいパートナーとなってくれることだろう。
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