「Grammar Up」は、TOEIC Part 5形式の英語文法問題に特化した問題集アプリだ。大量に文法問題をこなすことで、素早く正しい回答ができるようになることを目指している。量をこなして、問題に慣れることが目的のため、解説は一切ない。しかし、次々に出題される同種の問題を解き続ける内に、言い回しや使い方が体得できる。「習うより慣れろ」といった感じだ。
全部で20の分野に分かれており、各分野とも問題数は90問。学習したい分野をタップし、一度に学習する問題数を自分で設定して、学習を開始する。制限時間内に回答することを目標にし、4つの選択肢から回答をタップして先に進む。すべての回答が済むと、正誤表が表示されるので、間違えた問題の回答を確認しよう。
回答が済むと、トップページの分野別アイコンに進捗状況が割合で表示される。割合を示すアイコンをタップすると、回答済みの問題を復習できる。間違えた問題のみを再度学習することができるので、苦手な所を効率よく学習できる。各分野のすべての問題を一気に解くもよし、全分野を少しずつ解くもよし、自分のペースで学習を進められる。
文法の分野別で学習することの利点は、苦手分野を集中的に学習できるということではあるが、分野を限定することによって回答の予測がついてしまうという欠点もある。その欠点を補うため、Grammar Upではアプリの特性を活かして、すべての分野の問題を混在させた学習もできるようになっている。これにより、分野に惑わされない練習ができる。
1問に対する回答時間は、10秒から3分まで1秒単位で自由に設定できる。デフォルトでは、1分に設定されている。TOEICの練習と考えると、1問を30~40秒で回答するスピードが欲しい。慣れてきたら、回答時間を短めに設定して試験に備えよう。
本アプリには解説がないこと、指示がすべて英語であることを考えると、現在のTOEICの点数が600点程度以上の学習者向けといえるだろう。その分、回答時間のスピードアップを目指し、大量の問題に触れて試験問題に慣れることで点数アップを図りたい人にぴったりのアプリだ。解説が足りない分は、市販の文法書を見たり辞書で調べたりすることで、十分補うことができる。
>>Grammar Upのダウンロードはこちらから
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」