Hewlett-Packard(HP)は、サムスン、Acer、Lenovoに続いて「Chromebook」市場に参入する計画のようだ。
HPが一時的に公開していた「Pavilion Chromebook 14-c010us」のスペック表によると、このPCは1.1GHzの「Intel Celeron 847」プロセッサと容量16GバイトのSSD、解像度1366×768の14インチディスプレイ(LEDバックライト)、ウェブカメラ、3基のUSB 2.0ポートを搭載した重量4ポンド(約1.8kg)のモデルとなっている。
この新製品は今後、数週間のうちに出荷されるようだ。The Vergeが最初に見つけたこのスペック表には、広告解禁日が2月17日であると記載されている。
Chromebookは、従来からあるネイティブアプリではなく、ウェブアプリを動作させることに特化した、GoogleのブラウザベースのOS「Google Chrome OS」を搭載したノートPCである。ウェブアプリに特化することで、「Google Docs」やウェブベースの電子メール、Facebookといった主流となっているアプリを実用的に動作させられるようになっている。とは言うものの、「Windows」や「OS X」のインターフェースを使用する「iTunes」や「Skype」「Photoshop」、多くのゲーム、その他のネイティブソフトウェアは実行できない。
スマートフォンやタブレットの普及が進むなか、MicrosoftはPC市場においてかつてのような優位性を維持できていない。Chromebookを販売しようとするHPの動きは、コンピューティング市場の勢力図が塗り変わりつつあることを示している。しかしHPは、サムスンの域にまでは踏み出していない。サムスンは自社製のARMプロセッサを搭載したChromebookを249ドルで販売している。
スペック表には「Chromebookは箱から出した時点ですぐに使えるようになっている。そして、アプリやGoogle Chrome OSは自動的にアップデートされるため、ユーザーのソフトウェアやセキュリティは、特に何もせずとも最新の状態に保たれるようになっている」と記されている。
SSDの容量が16Gバイトしかないというのは少なく感じられるかもしれないが、Chromebookでは楽曲ライブラリや写真といった多くのデータをクラウド上に保管できるという点がうたい文句の1つとなっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したもので す。
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