スマートフォンで撮影した写真のファイルをパソコンに移したい時に、わざわざUSBケーブルを接続しないといけないというのは面倒なものだ。最近では専用のアプリを用いることで、Wi-Fi経由でLANに接続してファイルのやり取りをするという手段も用意されているが、これも自宅やオフィスなど、何らかの環境が用意された所でしか利用することができず、外出先などではなかなか難しい。
そこで活用したいのが、もう1つの無線通信手段であるBluetoothだ。実はBluetoothを用いれば、ヘッドホンやキーボードだけでなく、他のパソコンやスマートフォンなどとも接続でき、無線でファイルのやり取りが簡単にできるようになる。このBluetoothによるファイル転送を簡単で便利にしてくれるのが「Bluetooth File Transfer」だ。
Bluetooth File Transferの特徴の1つは、単にBluetooth経由で他のパソコンなどと接続するだけでなく、接続したデバイスのフォルダを共有することにより、複数のファイルのやり取りが簡単にできるようになること。専用のファイル管理ツールを用い、スマートフォン側から転送したいファイルをコピーし、それを共有フォルダに貼り付けることで、多くのファイルをまとめて送信できる。また逆に、接続したデバイスの共有フォルダに、あらかじめファイルを用意しておけば、スマートフォン側からそれらのファイルをまとめて受信できるようになる。
そしてもう1つ、Bluetooth File Transferの特徴として挙げられるのが、通常のファイルだけでなく、連絡先やアプリファイルなどもBluetoothで転送できるということ。それゆえ他のスマートフォンと連絡先のデータを共有したり、アプリを転送してインストールしたりといった用途にも役立てられるのだ。
周辺機器を持っていないと活用の機会が少ないように感じるBluetoothだが、実は他の機器との連携をする上でも、非常に役立つものなのだ。Bluetooth File Transferを使うことで、Bluetoothをもっと有意義に活用してみてはいかがだろうか。
>>「Bluetooth File Transfer」のダウンロードはこちらから
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス