FULLERは1月29日、Androidアプリ管理ツール「AppQuarium」をリリースした。Google Playから無料でダウンロードできる。
AppQuariumは、Androidのアプリの使用頻度などのデータを分析し、アプリをアンインストールするなどしてバッテリー消費の最適化をするほか、最適なアプリをレコメンドしたりするアプリ管理ツールだ。国内ではアプリ管理ツール「ぼく、スマホ」としてリリースされていたが、デザインなどを一新して海外版としてリリースする。
FULLERは、2011年11月に筑波大学や高等専門学校出身の創業メンバーで設立したエンジニア集団。代表取締役の渋谷修太氏は、筑波大学在学中にデータ分析を専門とする研究室に在席しており、現在もアプリ分析のアルゴリズムについて共同で研究している。2012年9月はぼく、スマホをリリースし、ロンドンに本拠地を構えるベンチャーキャピタル「m8 Capital」と朝日ネットから総額1億円の第三者割当増資を実施している。
ぼく、スマホのダウンロード数は現在25万件以上。不要なアプリのアンインストール機能に加えて、アプリのアンインストール操作にあわせてアプリ内で「おじさん」というキャラクターの体重が変化するなど、育成ゲーム的な要素を備えている。「女性をターゲットにしており、キャラクターを導入することで、毎日使ってもらえるよう工夫した」(渋谷氏)
AppQuariumでは、おじさんではなく魚のキャラクターを採用している。「欧米の男性向けにキャラクターの仕様を変え、新サービスとした。魚の種類を変更して、新しいキャラクターを使うこともできる」(渋谷氏)
今後は、アプリのレコメンド機能を中心にしてマネタイズを図る。また、キャラクターの商品化なども視野に入れており、アプリとキャラクターの双方で事業を展開していきたいとしている。2013年中に100万ダウンロードを目標にしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」