米Yahooは、モバイル分野での認知度は高くないかもしれない。しかし、同社の最高経営責任者(CEO)Marissa Mayer氏は他社との提携がモバイル事業を成功させる鍵と考えているようだ。
スイスのダボスで開かれている世界経済フォーラムで現地時間1月25日朝、Mayer氏はBloomberg TVの番組に出演した。YahooのCEOに就任して以来初のテレビインタビューとなる30分間の番組で、Mayer氏はYahooのモバイル戦略、同社の文化、テクノロジの将来について語った。
BloombergがBusiness Insiderを通じて公開した記録から、インタビューの要点を知ることができる。報道によると、このインタビューはスイスで多くの人が視聴したようだ。
質問の1つはYahooのモバイル事業に焦点を合わせたもので、モバイル中心のテクノロジ業界で同社はどのように競争するのか、という内容だった。
「モバイルハードウェア、モバイルOS、ブラウザ、ソーシャルネットワークを持たないわれわれが、どのように競争していくのか。ここでの大きなポイントは、他社との提携が実際に可能だということだと思う」とMayer氏は述べ、「つまり、強力な提携関係を築くチャンスがある。今後われわれはこのことに集中して取り組んでいく」と付け加えた。
Mayer氏によればYahooはすでに、OSについてAppleおよびGoogleと連携しているという。これは、「iOS」と「Android」の両方に対応するYahooのモバイルアプリを意味するようだ。また同氏は、Yahooが携帯電話ユーザーにコンテンツを提供している点を強調した。
「Yahooのすばらしい点は、人々が携帯電話で見たいと思っているあらゆるコンテンツを所有していて、日常的に利用されていることだ。日常的な利用に対応し、関連する多くの価値を提供している限り、エンドユーザーにさまざまな価値を提供できるだけでなく、素晴らしいビジネスを創り出す機会も必ずあると思う」と、Mayer氏は語った。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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