フィンランドのNokiaは現地時間1月24日、2012年第4四半期決算を発表した。同四半期の利益は2億200万ユーロ(2億6900万ドル)で、10億ユーロの損失を出した前年同期から大きな黒字になっており、悲観的な見方を押し止められるかもしれない。ただし、売上高は80億ユーロで、前年同期の100億ユーロから落ち込んでいる。
通年で見ると、Nokiaの2012年の売上高は302億ユーロで、前年の387億ユーロから22%減少している。2012年の営業損益は23億ユーロの損失で、前年の損失11億ユーロから落ち込んだ。
NokiaのDevices & Services事業も、2012年第4四半期の売上高は39億ドルで、60億ドルだった前年同期から34%減少した。通年では、同事業の売上高は34%減少している。
第4四半期は「Lumia」の販売が好調で、世界で440万台が売れた。しかし、Smart Devices事業全体の販売台数は660万台でしかなく、同事業の売上高は前年同期比66%減という結果となった。
第4四半期にいくらか期待できる傾向が見えたにもかかわらず、Nokiaは慎重な姿勢を示した。同社は2013年第1四半期の営業利益率は「およそマイナス2%」になると予測し、さらに「競争の激しい環境がMobile Phones事業およびSmart Devices事業に(引き続き)負の影響を及ぼす」ことが予想されるとした。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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