メッセージングサービス「LINE」を利用することで約4割の夫婦のコミュニケーション頻度が高くなり、約3割が夫婦仲に好影響――。ジャストシステムが1月23日に発表した「夫婦間でのLINE利用に関する調査」で明らかになっている。
LINE利用後の夫婦間におけるコミュニケーション頻度の変化について聞くと、39.5%が「頻度が高くなった」と回答(「当てはまる」と「やや当てはまる」の合計)。夫婦仲は、29.4%が「良くなった」と回答している(「当てはまる」と「やや当てはまる」の合計)。LINEの利用が夫婦間に良い影響を与えていると分析している。
トークでの一連のやり取りを1回と数えた場合、夫婦で1日平均何回トークを行っているかをみると「1回以下」が40.4%。「2~5回」が44.0%、「6~9回」が8.9%、「10回以上」が6.8%と約6割が1日に2回以上と頻繁に夫婦でのやりとりをLINEのトークで行っていることが明らかになっている。
65.5%が、自分が送ったメッセージが既読となったか「気になる」と回答。男性で「気になる」は60.8%なのに対し、女性では70.3%が「気になる」と回答。男女間で10%近い差が出る結果となった。
LINE利用後の夫婦間コミュニケーションの変化をみると、配偶者に対して「置かれている状況について励ます言葉をかけることが多くなった」女性は32.5%(男性は28.8%)、「労をねぎらう言葉をかけることが多くなった」女性は36.5%(男性は32.8%)、「感謝の言葉をかけることが多くなった」女性は33.6%(男性は30.8%)となっている。LINEを利用することで、男性に比べ、女性は配偶者に温かい言葉をかけるようになる傾向にあるようだと説明している。
無償スタンプを「利用している」との回答は76.8%(「よく利用している」と「たまに利用している」の合計」)となり、夫婦間のトークでもスタンプはよく利用されているとしている。女性の利用率は53.8%、男性の利用率は40.3%と、特に女性は男性に比べ、夫に対して使う傾向が高いことが分かる。だが、有償スタンプを「利用している」との回答は17.7%にとどまり、「有償スタンプを利用したことがない」は69.5%となっている。
調査は、セルフ型アンケートサービス「Fastask」を利用してLINEを利用している既婚の男女800人を対象に1月11~12日に実施している。
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