写真や動画ファイルを格納してテレビに映し出せるフォトストレージ製品「おもいでばこ」が新しく簡単になって登場した。新モデルではネット連携が進み、写真の登録について大きく進化していることが特徴。また、HDD容量も大容量化している。
おもいでばこの特徴を説明しておくと、PCで写真を活用している人からすると物足りない印象を受けるほどシンプルな操作と機能のフォトストレージ。SDカードを差し込んで「とりこみ」ボタンを押すだけで写真が格納され、日付などに分類されて写真の閲覧ができるというものだ。
一見、物足りない印象を受けるものの、誰でも簡単に操作できるのも大きな特徴。特に面倒な写真の取り込みが非常に簡単なのは最大のメリットだ。
従来からインターネット接続機能はあったものの、写真に埋め込まれた位置情報から撮影した場所を地図表示することや、ファームウェアのアップデートにしか使われていなかった。新モデルではインターネット上のフォトアルバムサービスと連携が可能になったほか、スマートフォンからの操作や写真取り込み、PCからの写真の書き込みなどに対応している。
機能をアップすると操作が難しくなってしまいがちだが、おもいでばこについてはその心配はない。操作性はそのままに、従来の不満のあった点が、PCやスマートフォンの操作ができる人なら解決できるという程度に抑えられている。
HDDの容量は従来機「PD-100」で320Gバイトだったが、新機種では「PD-100S」が500Gバイト、「PD-100S-L」が1Tバイトの2タイプを用意。デジタルカメラの画素数は年々上がり、1枚あたりのデータサイズも大きくなっているため、とてもありがたい進化。なお、500Gバイトと1Tバイトタイプの写真枚数上限はどちらも6万枚となっており、大容量タイプを買っても枚数は増えない。1Tバイトタイプのメリットは1枚あたりの容量が大きくなっても大丈夫と理解しておいたほうが良いだろう。
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